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2018年11月22日

準夜勤とは?・気になる看護師の夜勤手当の実態

看護師が夜勤業務があることは、ほとんどの方がご存知なのではないでしょうか。ただ、準夜勤・深夜勤となるとどんな時間にどのような手当で仕事をしているのか、よくわからない方も多いでしょう。看護師の準夜勤とは、どんな勤務形態で手当などはどうなっているのでしょうか。

準夜勤とは?・気になる看護師の夜勤手当の実態

準夜勤とは?

準夜勤とは、看護師の勤務形態の中で「3交代制度」を取り入れている場合の勤務時間です。通常の日勤と、おおよそ夕方から日付が変わる前後くらいまでを準夜勤、そこから日勤に引き継ぐまでを深夜勤と言います。

準夜勤は、日勤から引き継いでメインは患者が就寝するまでの時間帯で、行う指示や処置も多く非常にバタバタとすぎるのが常です。患者が無事就寝してくれれば、あとは記録業務などをして深夜勤へ引き継ぎます。ただ、なかなかスムーズにいかない時間帯でもあるでしょう。

一般的な夜勤の勤務時間はどれくらい?

一口に準夜勤や3交代制、2交代制といってもそれぞれどのような勤務時間になっているのでしょうか。施設ごとに違いはありますが、一般的なパターンについてご紹介します。

準夜勤のある3交代制の場合

3交代制だと、実働8時間で休憩45分~50分程度を盛り込んだ勤務時間が多いでしょう。例えば日勤が8時から16時45分、準夜勤が16時から24時45分、深夜勤が24時から8時45分などです。ただ、車通勤の多い地域ではこのような勤務が一般的ですが、電車通勤が多い地域だと終電に間に合わないので23時前後の時間帯で、準夜勤と深夜勤を引き継いでいる施設もあります。

各勤務帯でだぶっているのは、申し送りなどの引き継ぎ時間となっており、業務がスムーズに移行するための時間となります。

3交代制のメリット

3交代制のメリットは、1回の勤務時間の短さです。実働8時間を繰り返していくので、2交替の夜勤のような長時間勤務はありません。ただ、3交替を取り入れている施設は、ほとんどが救急病院や急性期病棟などが多いでしょう。つまり、常に慌ただしく集中力が必要で、長時間勤務が成り立たないため3交代しているという状況がほとんどです。

なので、勤務時間が短いので楽というわけでもなくメリットとも言い切れませんが、集中力を保っていられる時間に勤務が終了する制度ではあります。夜中に引き継ぎがあるので、そこまで頑張ればという気持ちでの勤務はできるでしょう。

3交代制のデメリット

デメリットしては、あわただしく勤務時間が入れ替わることです。単純な日勤と夜勤では無く、準夜勤の後に日勤があったり、日勤の後に深夜勤があったりと常に病院にいるような気分にすらなることがあります。

施設によっては、このような勤務にならないように配慮してくれる所もありますが、3交代を回すのはかなり人数が必要でどうしても無理のある勤務にならざるを得ないことも多いでしょう。

2交代制の場合

2交代制は、単純に日勤と夜勤の交代制です。日勤で多いのは、8時や8時30分に日勤が始まり、17時か17時30分ころに終わるという、やはり実働8時間で休憩1時間というパターンです。そして呼応する夜勤は、30分から1時間程度を引き継ぎ時間としてだぶって16時から16時30分ころから8時30分か9時ころまでのおおよそ16時間前後の勤務です。

2交代制のメリット

2交代制のメリットは、勤務の分かりやすさです。日勤か夜勤かだけであり、多くは夜勤明けの次の日は休みになります。そのため、夜勤明けで少しゆっくりして次の日の休みになるので、ある程度充実した休みができるでしょう。

夜勤明けや夜勤入りと組み合わせて予定が立てやすく、プライベートも充実できる可能性が高くなります。

2交代制のデメリット

デメリットとしては勤務時間の長さです。夜勤16時間を集中力を保っているのは、非常に難しいことです。ある程度の余裕があり、仮眠や休憩も適度にとれるなら良いですが、なかなかそうもいかない場合にはやはりミスも出やすい時間帯も存在するでしょう。

家庭を持っている場合は、16時間帰れないので夕食から朝食まで準備してくる必要があったり、出勤前は大変という方もいます。

72時間ルールとは?

看護師の夜勤に関しては、72時間ルールというのが存在します。これは、看護師の夜勤時間は月平均72時間以内にするというもので、「看護師全員の夜勤時間を合計し、夜勤をする看護師の人数で割った数字が72時間以内」というのが規定でした。

これは、夜勤をする看護師の負担を減らすために作られたルールです。

72時間ルールの改定

2016年にこの72時間の計算方法と、条件基準が改定されました。今までは夜勤をする看護師にひと月に夜勤16時間以下の看護師は含まれませんでした。今現在は「8時間未満の者は含まない」と変更になっています。

これにより、準夜勤1回だけでもすれば8時間以上の夜勤をしているので、夜勤をしている看護師としてカウントされることになります。夜勤をしている看護師の数は病棟の基準を保つために非常に重要で、夜勤をできない看護師は採用されにくい現状がありました。

しかし、ルール改定により例えば準夜勤1回だけでも夜勤をしている看護師になるため、夜勤回数を増やせない看護師の採用控えは減少傾向となっています。

夜勤回数が一部の看護師に偏る懸念点も

ただ、夜勤を行う看護師の人数が増えたため、全員の夜勤時間合計を割る数字は大きくなってしまいました。ここに落とし穴があり、夜勤回数が逆に増えたとしても割る数字が大きくなったことで、72時間を超過させない計算ができることにもなってしまいました。

そのため、夜勤をできる看護師の人数がギリギリの状態で基準をとっている施設は、準夜勤1回程度でもできれば基準に合うため採用されるものの、その分のフォローをする看護師が必要になってきます。そこで、夜勤回数が一部の看護師に偏ってくることも出てきてしまい、負担が偏る結果もみられています。

夜勤に関する疑問や心配

夜勤に関しては、さまざまな不安があるでしょう。どんな生活になるのか、考えてみましょう。

夜勤明けの日勤はあるの?

夜勤明けの日勤は、「明け日勤」といって看護師の中では非常に忌み嫌われる言葉です。仕方ない事情で明け日勤と聞けば、勤務上の割り振りを優遇することもあるでしょう。したがって、通常の施設では夜勤明けの日勤はないことが多いですが、まれに準夜勤の後の日勤が常態化している施設もあります。集中力を保った勤務は難しくなるでしょう。

3交代だと準夜勤の後の日勤は多くはないですが、日勤の後の深夜勤はあります。休みの後の深夜勤は休みにはならないという理由と、日勤をしているので情報量が多く日勤→深夜勤は比較的働きやすいためです。

夜勤中の休憩時間はどれくらい?

休憩時間込みの夜勤時間となってはいても、しっかりと休憩がとれるかどうかは施設によります。比較的落ち着いていて、仮眠までしっかりとれる施設もあれば、ほとんど休憩が取れずおにぎりをかじりながらモニターをチェックし、ナースコール対応しと走り回っている施設もあります。

療養病棟や福祉施設ではある程度休憩はとれる可能性は高いですが、認知症患者やトイレ誘導などがひっきりなしの施設もありますし、落ち着いているからと夜勤人数が少なかったりして一概には言えません。急性期や集中治療、救急などは休憩が難しいので3交代の短時間勤務にしている施設もあります。

日勤と違い、夜勤で上手に休憩をとるのは施設の特性と自分のやりくりの仕方によるでしょう。

一般的な看護師の1週間のスケジュールは?

3交代で準夜勤もある場合、日勤が2日程度続いたあとに準夜勤か深夜勤がついて、また日勤というパターンが多いのではないでしょうか。例えば、月曜日と火曜日が日勤で水曜日に準夜勤、1日休んで日勤と深夜勤などです。

深夜勤のあと2連休になったり配慮してくれる施設もありますが、準夜勤もある3交替制度はこのようにあわただしいことが多いでしょう。

看護師の夜勤手当の実態

体力と精神力を使う看護師の夜勤ですが、手当はどうなっているのでしょうか。施設基準が大きいので、良いところと低い所の差が激しいのが現状ではあります。平均化するのが難しいのですが、おおよその手当の金額をみてみます。

3交代制での準夜勤を行った場合

3交代の場合は準夜勤で4076円前後、深夜勤で5023円が平均値です。ただ、施設によって差が大きいので、しっかり確認すると良いでしょう。また、10時以降が深夜手当がつく都合上、準夜勤より深夜勤の方が手当が高くなっています。

2交代制の夜勤の場合

2交代の場合は10722円が平均値です。準夜勤と深夜勤を足してみると、おおよそ同じような金額になります。しかし、2交代の場合は平均するとこのような金額になりますが、もう少し多い施設が多いでしょう。

準夜勤を知り自分に合った勤務形態を選んで働こう

2交代を選ぶか、3交代を選ぶかは一長一短で一概にどちらが良いかは言えません。大事なのは、自分のライフスタイルに合っているかどうかと、自分が集中力を保って働きやすいのはどの形態かということです。

また、手当の金額も非常に重要です。自分にあった夜勤のスタイルをよく考えて働くことは、長く勤務するためには非常に重要です。看護師とはきってもきれない夜勤を上手に活用して、充実した生活サイクルを目指しましょう。

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