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2019年01月15日

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

看護師として勤務先を選ぶとき、クリニックに興味を持つ方もいるでしょう。しかし、内部事情が見えにくいため、クリニックで働くとはどんなことか、ちょっと不安にも感じます。クリニックで働く看護師のメリット、デメリットを比較し向いているか考えてみましょう。

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

クリニックでの仕事内容

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

クリニックは、ほとんどが入院設備の無い外来専門の病院です。その外来の内容も、内科・呼吸器科・皮膚科など基本的には開業した医師の専門分野に特化されています。最近は、糖尿病科や人工透析など慢性疾患を専門的に患者と二人三脚で長くみていきます、というクリニックも増えています。

医師は一人か、多くても2~3人で看護師も総合病院で働く看護師に比べれば少ないでしょう。急変や重症者は三次救急へまわし、かかりつけ医という役割を持っています。そんなクリニックで働く看護師は、どんな1日を過ごすのでしょうか。

クリニックで働く看護師の一日の流れ

クリニックの看護師は、外来診療の補助がメインの仕事になります。しかし、総合病院のように検査科や薬剤師、清掃担当者と人員が充実しているわけではないので、仕事内容は多岐に渡ることも少なくありません。一般的な1日の流れをご紹介します。

・仕事開始~ クリニック内の清掃

・診察開始~ 診療補助(医師の診察につく場合と、処置室などで点滴や採血など。状況によっては簡易的な検査や、薬の説明、事務手続きなども看護師が行う。)

・昼休憩~ (クリニックによっては、2~3時間の昼休憩がある所も)

・午後診療開始~ 診療補助

・午後診療終了~ (終われば記録なども少なくすぐ退勤できるも、交代勤務者がいないので患者が残っていれば残務になる)

看護師がクリニックで働くメリット

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

看護師として勤務するのに、クリニックを選ぶ人はどんなメリットを期待しているのでしょうか。クリニックで働く看護師のメリットを挙げてみます。

急患やオンコールの対応がほとんどない

総合病院や救急外来を持っている病院は当然ですが、通常の慢性期の病棟であっても入院診療をしていると、多かれ少なかれ急変や重症患者の対応があります。

クリニックでもまれに重症者が来院することもありますが、基本的には重症化した時点で救急病院や入院設備のある病院へ転送するので、急患やオンコールでの手術といった対応はありません。

勤務時間が日中に限定されている

クリニックは入院設備がないことがほとんどなので、夜勤がありません。夜勤が苦手であったり、家事や育児・介護に時間が必要な方にはありがたい勤務時間でしょう。ただ、仕事終了後にクリニックに来られるようになどの配慮で、早朝や朝早くから診療しているクリニックなどは早出や遅番などはあるでしょう。

重労働が少ない

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

クリニックでは、清掃や検査など他部署の業務が入ることはありますが、基本的には腰を痛めるような重労働は限られています。入院病床のある病院では、看護師はまずケアから入ることが多いでしょう。おむつ交換や清拭、入浴介助、洗髪介助、トイレ歩行の付き添いなど、保清ケアやナースコール対応などは体力的には重労働です。

クリニックは基本的には、患者が自分で歩けるか家族が付き添ってくるので、看護師自身の重労働は少なめになるでしょう。

最先端の医療技術を学べることも

医局や大学病院などの縛りの無いクリニックは、時として自由に最先端の医療ができるということにもなります。医師によっては、自分が学んだ最先端の技術を自分なりの方法やスタイルで貫きたいこともあってクリニックを開業することもあるでしょう。

なかなか新しいことを受け入れられない組織の中より、クリニックでの看護師の方が最先端の医療が会得できることもあります。

看護師がクリニックで働くデメリット

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

クリニックで働く看護師のメリットもあれば、逆にデメリットもあります。クリニックで働く看護師のデメリットとは何でしょうか。

看護師の人数が少ない

クリニックは総合病院に比べると、看護師の人数は少なくなります。また、ほとんどのクリニックが余剰に人員はおかないので、いわゆるギリギリの人数での業務体制となるでしょう。そのため、新人として入職してもゆっくり教えてもらう時間が少なかったり、即戦力を求められがちです。

また、子どもの病気や急な用事でも休みづらい、また残業になっても人に任せて帰ることは難しいなどがあるでしょう。

看護師1人1人の負担が大きい

看護師の経験年数や知識、技術によってある程度仕事を振り分けることは人数的にも難しいので、一人一人がある程度の負担を追わなくてはいけません。また、看護師業務だけでなく、検査科や事務的な仕事もやらざるを得ないこともあるので、重労働はなくても仕事内容は多岐にわたり看護師一人一人の負担は増えることもあるでしょう。

人間関係の重要性

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

人数が少ないということは、家族のように密なコミュニケーションがとれたり良いこともあります。しかし、ちょっと合わないという人が居た場合、他に逃げ道がないということもにもつながります。また、欠勤などをせざるを得ない時や、勤務希望を入れるにあたって人間関係が良好でないと難しいなどもあるでしょう。

人間関係はなかなか外からでは分かりづらいので、就職してみて気づくことも多く、メリットになるかデメリットにあたるかは分かりづらいところです。

独自スタイルの医師が多い

クリニックは主治医となる医師の意見が最優先です。その医師が開業し、全ての責任をおっている状態なので医師のスタイルを尊重して業務を行います。柔軟で分かりやすい医師であれば良いですが、なかにはワンマンであったり独自のスタイルを貫く医師もいます。

そのような医師にどれだけ合わせられるか、その医師のスタイルを飲み込めるかがクリニックで働く看護師にとっては重要なポイントになるでしょう。

福利厚生が大きな病院より劣る

総合病院で福利厚生をしっかりしている施設に比べると、個人病院はどうしても福利厚生では劣りがちです。有給や各種手当なども、クリニックによって大きな差が出ることでしょう。ただ、クリニックだからこそ自由に手当がつけられることもあり、総合病院より待遇が良い場合もありますが少数派です。

クリニック勤務に向いている人

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

そんなクリニックでの看護師としての勤務には、向き不向きがあるでしょう。クリニックでの勤務に向いている人は、どんな人でしょうか。

最先端の医療を身近に感じたい人

クリニックによっては、最新設備の最新医療を行っている所もあります。また医療機器によるものだけでは無く、糖尿病指導や人工透析クリニックで最新医療とともに患者指導にも熱心ですといったクリニックもあります。多忙な三次救急の病院ではないからこそできる医療もあり、そんな医療を魅力的に感じ患者と身近に接知られることが好きな方は向いているでしょう。

ただ、どこまで教えてもらえるかはクリニックによるので、自分でもしっかり勉強する必要があります。

自ら主体的に動ける人

クリニックでは、一つ一つにおいて指導があるというより、ある程度自分から仕事を覚えようと動き出す必要があります。少数精鋭でやっているところが多いので、教えたくても時間がないことも少なくないからです。自分から、覚えて主体的に仕事を行って行ける人には向いているでしょう。

また、こうすればよいのではという創意工夫も自分なりにしやすいこともあります。組織に縛られるのが苦手な人には、働きやすい職場になる可能性があります。

家事や育児と両立しながら働きたい人

クリニックは夜勤が無いので、家事や育児と両立しやすいといえます。また、子どもが小さいなどの時は午前中だけの勤務や、短時間勤務もしやすいのもメリットです。プライベートでの役割が多かったり、また他にやりたいこともあるなどの場合、交代勤務が少ないクリニックでの勤務は有利です。

クリニック勤務のメリットを活かして充実して働こう

看護師がクリニックで働くメリットやデメリット・向いている人

クリニックでの看護師も、良い面と難しい面があります。いま、自分が何を一番重視して生活していたいか、また看護師としてどんな働き方をしたいかによってクリニックのメリットがあるかどうか考えましょう。

クリニックは、少人数なので、時として働きづらい環境であることもありますが、人間関係の良い職場に恵まれれば公私ともに充実した働き方もできますし、看護師としても成長できるでしょう。

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