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2018年03月09日

看護師3年目で転職するメリット・デメリットと平均収入

3年目で転職を考える看護師は少なくありません。自分に多少自信がついてきて他の施設を見たくなったり、疑問を持ったりする時期なのです。これは悪いことではありません。しかし本当のステップアップに繋げるには、一考するべきことがあります。

看護師3年目で転職するメリット・デメリットと平均収入

看護師3年目はどんな時期?

看護師にとって3年目とは、所属している施設によって違いますが面白い時期であることが多くあります。看護師にとって3年目とは、どのような時期なのでしょうか。

1年目の看護師

1年目は新卒で右も左も分からない状態で、ただ必死に駆けずり回っているでしょう。この時期に転職を考えてしまう人もいます。ただ、あまりに覚えることと自宅学習が大変で、転職に割く時間が無いうちに1年経っていたという方も少なくないのではないでしょうか。

しかし、この時期の転職理由は看護師の業務そのものに対してというより、所属する施設やチームなどによる影響が大きいことが多々あります。そうなると1年目の転職は不利なようでも、人によっては致し方ない場合もあります。

2年目の看護師

2年目になるとルーチンワークは見えてくるものの、全体像の把握をするように迫られてきてリーダー業務が始まる施設もあり、まだまだ必死な時期です。また、新卒の時期が終わってしまったことで自分に対する目線が厳しくなり、辛くなったりすることもありあります。

ただ、少しずつチームや医師に溶け込める時期でもあり、1年目を乗り越えた自身も多少出てきます。1年目を乗り越えておいて2年目で転職する看護師はあまり多くは無いですが、現実が見えてきて医療と自分の価値観の狭間や人間関係などで悩む看護師もいます。

3年目の看護師

3年目になると看護師としても、チームメンバーとしてもある程度の自信がついてきます。リーダー業務にも少しずつ慣れてくる頃でしょう。その中で、プリセプターになることが多い時期となります。今度自分がプリセプターとなってみると、新人をみる苦労を実感します。自分もそうであったのに、どうしてこんなことも分からないのだろうとおもったりもします。

そして、プリセプターは新人指導と言うより、二人三脚で育つためという意味合いがありながら、プリセプティになにかあれば言われたりすることもあります。しかし、この二人三脚で復習しながらしっかり成長し、チームの中核メンバーにもなれる時期です。

この時期を1年経験すると、なんとなく一人前感がでてきて、医療チームの中でも徐々に信頼され役割が大きくなります。

3年目が岐路となる看護師は多い

こういった時期に、もっと自分を試してみたいと転職を考えたり、同じ施設で伸びていこうか悩んだり、またさまざまなプレッシャーで退職のみを考えたりと岐路に立つ看護師は少なくありません。やや落ち着いて余裕が出て、自分がどんな土壌にいるのかふと疑問におもうことが増えるでしょう。

石の上にも三年ということわざどおり、日本人には3年神話があります。看護師にとっても、3年目は非常に重要な時期と言えます。施設としては、やっと一人前としてこれから頑張ってもらおうという時期でもあります。転職を告げられるのは残念におもわれることでしょう。

しかし、3年目から4年目をどう過ごすかは、その看護師の将来像に影響してくる可能性もある大事な時期です。

看護師3年目の平均年収

看護師3年目の平均年収は、所属する施設により若干変わってきます。一般病院などでは、お給料が良いと言われる施設は、450万円台というところです。また、お給料がそれほどでもないというところは350万円台というところが平均的でしょう。

まり、自分が看護師3年目で年収が350万円台であれば、もっと高いお給料が欲しいという理由で転職を考えるのは理に適っています。しかし、450万円台もらっていてお給料の不満から転職考えるのは、3年目では少し早いでしょう。

平均年収を考える時に!

夜勤回数や各種手当の差、また地域性など看護師の給与にはさまざまな要素があります。転職理由がお給料のことが最大であれば、その内訳にもよく注目しておかなくてはなりません。

また、施設形態として大学病院・総合病院・単科の一般病院、クリニック、福祉施設などで平均年収は変わってきます。同じ看護師3年目でも、施設形態が変われば基準も変わってきます。このような施設での勤務を希望するのであれば、この給与は仕方ないとおもわざるを得ないこともあります。

単純に3年目の看護師の平均と比較せず、自分の給与基準を詳細にみることが必要です。

看護師3年目で転職するメリット・デメリット

看護師3年目で転職するには、メリットとデメリットがあります。双方をよく比較して、自分にとって最善と思える選択を考えましょう。

看護師3年目で転職するメリット

看護師3年目で転職するメリットには、基礎看護技術が備わっていて一から教える必要が無い、それでいて3年ということで一つの病院の色に染まりきっていない人材であるという点から導き出されるものといえます。

基礎技術が備わっている

清拭、環境整備、注射、点滴などにおいて経験があることは、受け入れ側にとっては即戦力の魅力があります。転職側にとっても、それなりの看護技術を備えていることは自信となり、初めての現場でもある程度の余裕が出ることでしょう。特に、点滴類や入院関係の処理など場数をこなすしかない技術は、できるかできないかで環境に馴染みやすいかどうかにも関わってきます。

ただ、同じ看護師3年目でも福祉系で勤務していてあまり基礎技術を習得していないとか、逆に大学病院出身でアナムネや点滴類は研修医がほとんどやっていたという場合は、これに当てはまりません。ただ、3年目であればまだまだ習得できる時期です。早めの転職で一から学びたいということでも遅くはありません。

基礎技術が不得意でも、患者家族とのコミュニケーションや現場の雰囲気などはわかるでしょう。それもある意味即戦力といえます。

新しい環境に馴染みやすい

ある程度の経験があるものの、3年であればまだ十分にフレッシュな感覚で新しい環境でスタートできます。一つの職場に10年、15年と勤務しているとその職場の癖やマニュアルが沁みついてしまって、自分でも思ったより他の職場に馴染みづらいと感じるでしょう。しかし、3年目の看護師であれば転職しても十分にリセットできます。

看護師の転職を受け入れる側は、やはり医療チームに馴染んでくれる人材を欲しています。そうなると、看護師3年目は歓迎されるでしょう。また、転職する看護師側もスキルアップを目指している場合でも、労働環境の改善を目指している場合でも、一つのやり方に固執していないので自分の気持ちも楽であることが多くなるでしょう。

自分が何をしたいのか選べる

看護師1年目や2年目では、目の前の業務におわれて看護師として何がしたいのか、どんな働き方や労働条件が良いのかまだ自信を持って言えなかったのではないでしょうか。それが、看護師3年目となると、段々と自分の環境が自分を正当に評価してくれているのか、自分はこんな仕事をしたかったのかなどが見えてくるようになります。

本当は患者一人一人ともっと向き合いたいのに、急性期病棟で時間が無い、次は療養病棟や回復期病棟はどうだろうとか、教えてもらうことが多かった時は残業も仕方ないと思えたものの、ある程度できるようになりサービス残業ばかり増えることに疑問が持てる時期でもあります。

転職先を考えるにあたって、より具体的に考えることができる時期でもあります。

看護師3年目で転職するデメリット

看護師3年目で転職するデメリットは、自分の望む転職先を明確に探し出せた場合は少なくなるでしょう。しかし、職場選びや転職目的をはっきりしていないと陥りやすいデメリットが出てきます。

スキルアップや労働環境改善にならない

自分がなんのために転職したいのか、それをはっきりさせてその目的を遂げるためにこだわって転職先を選ばないと、なんのために転職したのか分からないものとなってしまいます。看護師3年目は、まだ経験値としては多くはありません。さまざまな転職に関する情報を吟味して、現場をみてどんな職場が判断するまではいたらないことが多いでしょう。そこで、なんとなく美味しい話につられてしまう可能性もあります。

今までの経験をさらに高度な医療をしている施設でスキルアップしたい、残業が多くて辛いので残業の無い所で働きたいなど自分がどんな目的で転職したいのかをはっきりとさせましょう。そして、その理想の現場が見つかるまでこだわって探しましょう。

印象が悪い場合もある

看護師3年目でも転職の面接などで、はっきりと自身の目的を伝えそれを完遂していこうとすれば、看護師3年目は武器になるでしょう。しかし、2~3年で飽きてしまいやすい人材なのではないかと疑われてしまうこともあります。前職の不満をならべ、それが嫌で辞めたいという印象を強く抱かせるとこのような結果になることもあるでしょう。

前職を辞めたい、のではなく、この職場に魅力を感じたので転職したいという前向きさがあれば、3年目がデメリットとはなりづらい可能性があります。

退職金の対象ではないことも多い

退職金は、おおよそ3年以上勤務した場合に支払われることが多いでしょう。3年以上というのは、看護師3年目は含まれないので退職金が支払われないことがあります。転職先のお給料の締日などによっては、その間の経済環境が厳しくなることも考えておきましょう。

また、看護師3年目は給料計算上では経験値としては少ない方です。そこで、転職先で経験があるとして給与がアップすることは、難しいことも少なくありません。

看護師3年目で転職を成功させるためには

看護師3年目で転職を成功させるためには、看護師3年目の転職ならではのアピールポイントを有効に活用することです。

基礎看護技術を習得しスキルアップするための転職をアピール

ある程度の看護技術、清拭・環境整備・入院処理や受け持ち看護師の流れ・退院時の処理・注射や清潔処置の介助など本当に基礎の看護技術を経験していれば、そのことをきちんと伝えましょう。その際には、基礎看護技術にはどのようなものがあり、自分は3年目でどのくらい会得しているかを振り返ることも必要です。

学生時代の教科書があれば見返しても良いですし、施設基準でも看護技術のマニュアルやチェックリストがあればそれを振り返ってみましょう。実際に転職した時に、自分ではできるとおもっていても案外できなかったということもあります。そこで、一度振り返ってほぼ経験できているとなれば看護の土台はあることをアピールしましょう。

また、プリセプターやリーダー業務、委員会活動などで得た経験のプラス面も良いアピールになります。看護師3年目としてある程度は即戦力になることをアピールしましょう。

伸びしろをアピール

今まで、自分がやってきたことに加えてスキルアップしたりキャリアアップしたいと考えての転職であれば、まだ3年目で十分に伸びしろがあることをアピールします。基礎をある程度繰り返しやってきて、段々と自分に足りないものが分かってきたりします。そして3年目で見えてきてそれを埋めるために、最適と思われる施設を選んだなどと伝えれば伸びしろがアピールできます。

この際は、今いる自分の施設にもよく教えてもらったが、現状の施設では学べなかったり、さらに高度な医療をしている施設を選ばざるを得なかったというように伝えましょう。決して前職がレベルが低かったような言い方をしてはいけません。3年目でそのような発言をするとむしろ、外枠しか見ない・伸びしろの無い人とおもわれてしまうでしょう。

やめた後に転職で失敗しないためのポイント

在職中には転職活動が難しかったり、疲れて辞めることを優先してしまった場合退職した後に転職活動をすることになります。経済的に余裕があればゆっくり探しても良いですが、3年目まで培った看護技術を衰退させないためにも、また自分自身がモチベーション維持した状態でいるためにも、あまり時間は置かない方が良いでしょう。そのような時は、どんな所に気をつけておくと良いでしょうか。

転職先の探し方

転職先を探すには、転職サイトやハローワーク、新聞の求人高校などさまざまな媒体があります。知人の口コミや、看護師3年目だとまだ卒業した学校の教員などとも顔見知りで情報をくれることもあります。しかし、いずれにしても大切なのは、自分の目で見て確かめることです。

3年目になると段々と病棟の雰囲気なども見えるでしょう。ナースコールが鳴りっぱなしで、看護師が疲弊している表情をしていたり、全体が汚れている印象で環境整備が行き届いていないなと感じたり、自分でみて働きやすそうかよく考えましょう。

特に、転職サイトなどだとある程度絞られて紹介されてしまい、その中から選ばざるを得ない事態もあります。粘って、自分が本当に働いてみたいと思う職場を探すことが必要です。

キャリアップをしたい時

看護師3年目となると自分が今経験している診療科において、もっと高度医療をしている施設にうつりたいなどと思うこともあります。その場合はその診療科において通勤可能な範囲でトップの病院から見てみましょう。キャリアアップをしたくても、10年目や15年目の経験値で40代に突入しているとなると、高度医療の職場へ転職するには専門看護師を取得していたり、管理職候補で行くしかなくなります。

やはり高度医療施設は新卒を優先するので、このような施設に転職できる時期は限られているとおもって自信が無くて不安でも3年目なら間に合います。思い切って飛び込んでみましょう。厳しすぎたり人間関係がきつくて断念せざるを得ない時でも、そのような医療機関に居たと履歴書に書ければ再転職に有利です。

ただ、大学病院などが地域トップでも、本当に自由に最先端医療を展開している施設は別にあることもあります。こだわってよく調べましょう。

年収アップしたい時

同じような総合病院やクリニックなどに勤務していれば、3年目ではある程度の年収のアップしか望めない可能性もあります。なかには豪勢なボーナスもある施設もありますが、思い切って年収アップしたいのであれば美容外科クリニックや透析関連のクリニックなどは、業界として比較的年収が高めに設定されています。

もちろん、年収の分今までと違う技術や勉強が必要です。そのあたりも考慮して挑むことが必要です。同じような施設で3年目で年収アップを目指したいのであれば、基本給に加えて各種手当もよく聞いて判断すると良いでしょう。

労働環境を変えたい時

サービス残業や急変の多さなどで疲れ果てて退職したものの、同じような施設に勤務したのでは意味がありません。では、中に入らないと分かりにくい残業や忙しさなどはどう知ればよいでしょうか。

看護師3年目であれば、まだ看護学校を出たてで初めての転職であることも少なくないでしょう。そこで、看護学校から直接就職した病院を退職したことを伝えつつ、目星をつけた病院の情報を教員に聞いてみる手もあります。

退職した施設の情報は、生徒の就職活動にも有利で教員も聞きたがる可能性があります。そこで、卒業生で目当ての施設に就職した人が居れば、定着率などが分かれば教えてもらいましょう。実際に勤務している友人や転職サイトなどである程度突っ込んで話を聞くなどの方法があります。

また、自分で何回か見に行ってバタバタ加減を見てみましょう。なんとなく、残業になりそうだなという雰囲気などは3年目くらいになると感じられるでしょう。

看護師3年目はその後にも非常に重要!

看護師3年目は、その後の看護師人生においても非常に重要な時期です。この時期を大事に過ごすか、流されて過ごすかによって大きく変わってきます。看護師としてキャリアを積みたい思考の方も、一人一人の患者とゆっくり向き合いたい方も、プライベートと半々で楽しみたい方も、ある程度の道筋をつけるためにこの3年目の時期を大事しましょう。

看護師3年目の転職は、しっかり下調べしてうまくいけば非常に有利になるでしょう。

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